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チンニング(chinning, chin ups, pull ups) について語るスレです。

【よくある質問】

Q、自重のみでもロクにチンニングできません。
A、ラットマシンや斜め懸垂から入る。
ワンハンドロー(ベントオーバーロー、ドリアンロー)やロープーリーをやる。
またはチンニングのネガティブだけをゆっくり限界まで繰り返す。

Q、自重のチンニングの回数が増えません。
A、数日置きにウエイトで加重(最初は7〜8キロ)してチンニングするとよい。
7回安定して出来るようになったら更に2キロほど加重といった具合に重量を増やしていく。

Q、チンニングの握り方と手幅はどんなのがありますか?
A、握り方は主に、オーバーグリップ(順手。手の甲が自分側)とアンダーグリップ(手のひらが自分側)
とパラレルグリップ(掌同士が向き合う)があります。
手幅は主にスタンダード(ミディアム、肩幅)、ワイド(肩幅より広い)、ナロー(肩幅より狭い)があります。
順手ワイドでやるときにはサムレスグリップという親指を鉄棒の上に乗せる(五指を揃える)握り方が基本。

Q、完全に降ろしきって伸ばしても平気ですか?
A、肘や肩を痛める危険性があるので、心持ち手前でやめたほうが良いでしょう。
伸ばし切るなら緊張させたままで伸ばし切ってください。

Q、チンニングできる場所がないんだけど?
A、イマジネーションを働かせれば見つかるはずです。
たとえば公園のウンテイでパラレルが出来ます。
低鉄棒でも脚をVの字に曲げたりバーまで上げたりしといてチンニング可能。

Q、おすすめのチンスタはありますか?
A、低価格トレーニング器具を語るスレによれば、モリヤとNE(プロボディー)のチンスタ(チンニングスタンド)
とSS(ストロングスポーツ)のスーパーパワーラックが評価が高いようです。
あと単管パイプなどで自作してるひともいるようです。

Q、どんな種類のチンニング(chinning, chin ups, pull ups)があるのですか?
A、代表的なのは上記の手幅を様々なグリップでやるやり方の他に、
スターナムチンニング(Sternum Chin-ups)、コマンド懸垂(Commando Pull-ups)、名称はわかりません
が太い綱やタオルにぶら下がっての懸垂など他にもいっぱいあるでしょう。

Q、呼吸法は?
A、カラダを持ち上げるときに吸い下げるときに吐く。しかしサイトによりその逆の場合もある。

Q、荷重はどうやってやったらいいのですか?
A、ウェイトサポーティングベルト(ディップスベルト)にプレートを下げる。ベルトは腰。
http://tkikaku.web.infoseek.co.jp/
↑ここの「その他」が好評。BM、NE、モリヤ、YYなどにもありどこのでもとくに問題なく使える。

柔道の帯かロープに重りを吊るして腰に下げる、リュックに重りを入れて前に背負う、
ショルダーバッグに重りを入れて首からぶら下げる、という方法もあります。

自作のチン棒 http://chinning.suppa.jp/

チンニングの基本
http://beautydaiet.cocolog-nifty.com/mensdaiet/2005/04/post_8a46.html
スターナムチンニング
http://www.ebody.co.jp/contents/ej/ej030.asp#d
色々なチンニング(英語)
http://www.trainforstrength.com/ex-10.shtml
ワイドチンニング
http://www.undou-kai.com/goten/tra/chin.htm
懸垂全般
http://www16.ocn.ne.jp/~hidedas/ken.html
http://homepage3.nifty.com/o-key/kensui.html
片腕懸垂(英語)
http://www.dragondoor.com/articler/mode3/7/
有志による和訳
 懸垂:使える筋肉について John Allstadt

 アメリカの大多数のジムを見わたしてごらん、どうよ?
 ベンチしてるヤシ、インクラインベンチしてるヤシ、胸と腕を使えねぇパンプ状態に...-中略-...
 価値のないテクニック
 1)ワイドグリップ懸垂
 2)ビハインドネック懸垂
 なんかの理由で、ボディビルダーたちは「やっぱさー、すげぇ広い広背筋には、すげぇワイドグリップ
 がいんじゃね?」とか考える。( ´,_ゝ`)プッ これは2、3コの理由でインチキだし。
 第一に、大幅に狭まる可動域
 第二に、非常に弱まる挙上重量
 第三に、ローテーターカフへの極端なストレス
 最適な挙上重量は、筋力トレーニングでは、ものっそ重要。

 質問:丸まった背中でデッドリフトやったりする?んなわけねぇよな。ビハインドネックについては
 同じ理由があてはまる。おまいら自身とおまいらの肩の頼みを聞いてやれよ--肩幅よりチョイ広めか、
 狭めのグリップにしておいて、首の後ろじゃなくて胸に引けよ。
 あと握力補助具は使うんじゃねーぞゴルア!(チョークはおk。) -後略-

○ワイドグリップ・チンニングの仕方○
1-肩の幅よりほんの少し広い手幅でバーを握る

2-広背筋を緊張させバーにぶら下がる
「このボトムボジションで完全に全身の力を抜いて
腕を伸ばしきった姿勢を作る人がいるが
広背筋はフルレンジで常に緊張させておくのが重要であり
緊張させながら十分に伸ばしきることが必要。
ボトムポジションでは頭をやや後傾させ
天井を見るようにしよう。
また、下背部を弓なりに反らせてギュッと収縮させておくこと。
この姿勢がチンニングのフルレンジにおけるフォームである」

3-広背筋を収縮させながら鎖骨をバーに近付けるようにして
身体を上方に引き上げる
「この時、肘は出来るだけ後方を指すように曲げていること。
このように肘を曲げるように意識すると
特に広背筋の上部をギュッと収縮させやすい」

4-トップに到着したら再びスタートボジションに戻る。
ただし、ボトムポジションで広背筋をリラックスさせては
いけない。
肘を伸ばしきらない程度で広背筋を緊張させておくこと。
また、弓なりに反らせてる下背部の力を抜いてもいけない。
天井を見つめ、背中の緊張は常に保った状態を維持すること。

以上「IRONMAN、プルダウンよりチンニングだ!
フリーウエイト中心で巨大な広背筋をゲットしろ!より抜粋」
チンで気をつけることはボトムで肩と肘を伸ばしきらない、
ネガティブで脱力しないでゆっくり降ろすことです
グリップは関係無し 怪我をしているのなら別 筋力が足りない場合も別
ビハインドネックは肩を痛める怖れがあるので、基本はフロントでやる

日本で懸垂と呼ばれる運動は、英米ではチニング (chinning)、
つまり顎をバーの上まで出す逆手握りの懸垂運動と同じものだ。
それに対し、順手での懸垂はプルアップ (pullup) と呼ばれる。
チニングは、上腕部への刺激が多いが、プルアップにすると背部への刺激が増す。
ここでは、プルアップを含めバーにぶら下がり全身を引き揚げる運動をすべて懸垂と
呼ぶ。

鉄棒が利用できる環境にあるならば、絶対に懸垂を行うべきだ。
日本では懸垂は一般的に上腕の運動と思われているが、
順手懸垂は全身の体重を上半身で支えるためスタビライザーとして働く筋まで
含めると、前腕・上腕・背部と、ほぼ上半身全体の筋肉を動員する。」

特殊部隊や SWAT の隊員には、懸垂降下など懸垂運動類の動作は必須である。
そして、懸垂は、上半身の「筋力/体重」比を正確に測る唯一の指標だ。
他のバーベルやマシンを使った運動とは本質的に互換性がないと考えてよい。

懸垂は、ディップスと並び、「上半身のスクワット」と呼ばれている。
鉄棒が身近にない環境であっても、日本の家屋なら鴨居や梁を使って懸垂運動が
できるし、しっかりしたドアがあるならば、開けた状態で固定してドアの上部に指を
引っかけて懸垂ができる。

ボディビルディングでは、懸垂は主に広背筋に対して作用させるものとして
捉えられており、そのために両手を広く取った順手のスタンスで行うのが普通だが、
上半身全体の協調のためにはその必要はない。
肩幅と同じかやや広い程度の順手が、
肩胛骨アライメントの健康のためにもベストである。

懸垂が楽に 5 回できるならば、
ウェイトを付けて「筋力/体重」比を高める訓練をするか、
後述の「パーフェクト 3」などのプロトコルを用いるべきである。

「パーフェクト3」
トレーニング時間が極めて乏しくセットを組むこともできないときの
練度維持のプログラムとして、著者が強く推奨したいのは
「パーフェクト3」というプロトコルだ。
ベースはスロー・メソッドだが、筋肉の収縮と伸展の時間比を
工夫することでたった3 回の反復で普段動いていない筋繊維まですべて動員できる。

1 レップ目
収縮動作に10 秒かける。
伸展動作に5 秒かける。
2 レップ目
収縮動作に5 秒かける。
伸展動作に10 秒かける。
3 レップ目
収縮動作を「出来る限り」速く行う。
伸展動作に30 秒かける。

時間がないときは、この時間比に基づいて懸垂を行うとよい。
トータルでも60秒しかかからないからである。
だが、プロトコルの難易度は非常に高いので短時間ながら
高い集中力が必要となる。懸垂は可動域が広い種目なので
最後の伸展動作に30秒かかるこのメソッドに最も適している。

時間の管理には電子メトロノームなどを用いて厳密に動作時間を守るべきだ。
パーフェクト3による懸垂は、普通の懸垂が10
回楽にこなせる人間であっても
非常にきついはずである。おそらくウェイトを付けること無く、強いテンションを
上半身全体に与えることが出来る。上記は60秒バージョンだが、
60秒バージョンが楽に出来たならばメトロノームの調整によりプロトコル全体に
かかる時間を増やしていくか、ウェイトを付けて行うようにする。
だが、伸展運動を超スローにするやり方は神経系を改善する働きがある一方で
筋疲弊を起こしやすいので、トータルな長さは70秒までに抑えるべきである。
また、このプロトコルは1日に1セットで十分であるし、2日連続で行うべきではない。
懸垂のパフォーマンスを上げる目的として用いるのであれば、パーフェクト3の
前日・翌日はノーマルの自重懸垂を5回、などの軽いトレーニングで挟むべきである。
パーフェクト3による懸垂は、「比較的長い時間」「中くらいの時間」での収縮・伸展、
「極めて短時間での爆発的筋収縮」、そして「極めて長時間にわたる粘るような筋伸展」を
組み合わせることで、ほぼあらゆる状況での筋出力の形態をカバーするとともに、
ラストの伸展においてはアイソメトリックス的な要素も加味され、上半身全ての
スタビライザーを強く刺激できる。2レップをすでにスローでこなした後に、3レップ目の
爆発的収縮動作と超粘性的伸展動作という順序は「追い込まれた状態からの瞬発力」
「最後の一滴まで力をふりしぼるような持久力」の発揮のトレーニングにもなっている。
にもかかわらず、1レップずつの所要時間は「相対的に長い」がトータルのトレーニング時間は
非常に短時間であるため、疲労も蓄積しにくい。非常にバランスのよいプロトコルなのである。
特殊部隊員ならば日常の訓練で激しく足腰を使うであろうから、パーフェクト3による懸垂さえ
やっておけば他の下半身などのトレーニングは省略することも可能であろう。

チンニング…

拳法において身のこなしの素早さは最も重要であるが、
組合いになった時の上半身の力強さを倍加させる為に考えられたのがチンニングである
その原理は至って単純であり 両手で高い所にある水平の棒をつかみ
主に広背筋、上腕二頭筋、前腕筋を使い上下運動をするという単純なものである
これを発明した中国漢代の武術師範・沈 忍具(ちん にんぐ)はこの運動を主とした過酷な修行により
強靭な上半身を身に付け、試合にて連戦連勝を重ね当時の人々を驚嘆させたという

ちなみにチンニングという名称がこの運動の発案者である沈 忍具に由来することは言うまでもない

なお余談ではあるが、ディップスとは沈 忍具の出身地である泥府州において元々行われていた鍛練法であり、
チンニングと共に拡まって、発祥地からディップスと呼ばれる様になったということも加えておこう


民明書房刊
『古代中国拳法に見る筋肉トレーニング』より

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